平成21年12月25日

 7条検査諸問題への対応状況と役職員の処分について


 当協会は平成7年度から浄化槽法第57条に基づく指定検査機関として三重県から指定を受け浄化槽の法定検査を実施しておりましたが、この度、平成7年度以降平成18年度末までの12年間の7条検査依頼受付分に対して、検査依頼を受けていながら未検査状態にあった物件が2,603基あることを発見し、また、7条検査を実施したもののうち、依頼を受けたことを優先して法に定められた検査時期を外れて不適格な時期に検査を実施した物件も多数あることを確認いたしました。
 一方、平成14年度に税務調査が行われ、その際税務署から7条検査の前納金について、検査実施できる物件かそうでない物件かを調査し、早急に整理して処理を進めるよう指摘がありました。その後当協会にて前納金に対する調査を実施いたしましたが、その結果報告に対し何ら適格な対応策を取らず、また、その後も不適格な検査時期に7条検査を続けていたことから依頼者に大変御迷惑をお掛けいたしました。
 この二つの7条検査に係る問題に対し、以下に示すよう当面の措置として緊急に対応を図ると共に、品質管理のため作業手順書の作成や電算システムの改善などの是正処置・予防処置を実施すると共に、役員、職員に対してこの問題の重要性を考え、厳正に処分を行いました。

1.当面の措置

(1)検査実施、返金等

 未検査物件2,603基に対して、12月末現在検査時期が到来したことにより933基の7条検査を実施しました。また、未設置、廃止等により7条検査の実施が不可能になった物件や7条検査適期を経過したために7条検査が不可能となり御迷惑をお掛けしてしまった物件に対して合計1,195基の返金をいたしました。
 なお、検査時期の未到来や建売物件の未販売等による未入居物件、検査拒否物件等に対して、再案内の実施や戸別訪問を実施するなどその解消に努めております。

(2)特別検査

 検査予定日に不在等で7条検査を実施できなかった物件に対して、その後も検査案内を粘り強く継続して行わなかったことで7条検査ができなかった設置者に対しては、11条検査時にあわせて7条検査の主要項目を無償で検査する特別検査を希望者に対して実施しております。

(3)時期不適格問題について

 7条検査適期を超過して7条検査を実施した物件で、構造や施工、設備の作動状況等の不具合により不適正判定であった物件に対して修補工事の案内を送付し、希望者に対して無償で修補工事を8基実施しました。

2.是正・予防処置について

(1)役員・職員への研修、意識改革について

 駒田社会保険労務士、長谷川事務局長等からコンプライアンスについて、理事会や職員ミーティングの際、役員・職員に対して研修を行っております。
 また、あわせて自由参加型ボランティアによる社会貢献活動を呼びかけ役員・職員の意識改革を図っております。

(2)検査業務に係るシステム改善

 7条検査業務に対して各種作業手順書を作成し、業務の標準化を図りました。11条検査及び関連する事務作業についても現在それぞれ作成中です。また、物件毎の詳細情報の記録管理やデータ整理及びトレーサビリティ確保のため電算システムの改善を行っております。
 また、今まで確認作業に時間を要していた建売物件の居住調査について、(財)民事法務協会へ加入し、オンライン上で居住者の調査を行えるように改善をいたしました。

3.役員・職員の処分

 今般の7条検査諸問題に対しその根本原因の究明に努めましたが、コンプライアンスの重要性について役員・職員が認識不足であったこと、また、誠実さと努力不足が大きく影響していたものと思われます。その結果、役員については平成21年度の日当を50%カット、職員については平成21年6月の賞与を25%カットを実施し、これらの費用を小学校への図書の寄贈を行うなど社会還元にあてています。


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